1997年12月に開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3、京都会議)で採択された京都議定書で、6種類の温室効果ガスの排出削減について、法的拘束力のある数値目標が定められました。
この中には、多くの電気機器に用いられている優れた絶縁性能を持つ六フッ化硫黄(SF6)ガスが含まれているため、 SF6ガスを使用している機器の点検や撤去には、ガスを大気放出させない対策が必要となりました。
当社では、SF6ガスの大気への放出量削減を支援するため、ガス絶縁機器撤去時などに不要となったSF6ガスの回収サービスを全国で展開しています。
対象機器の特性に合わせて、撤去・メンテナンスを実施します。
ガスの回収量、機器の設置状況に応じて、回収装置を選定し、現地にてガスを回収します。
回収したガスは、ガスメーカーに持ち込み、 リサイクル処理を行います。処理したガスに対し、処理証明書を発行します。
ガス絶縁機器の撤去の場合 | ガス絶縁機器のメンテナンスの場合 |
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99%以上を回収 (0.005MPa・abs以下)* |
97%以上を回収 (0.015MPa・abs以下)* |
当社では、 SF6ガス絶縁を用いた機器はもちろん、そのほかの機器からもガスを回収し、処理しています。
A1. 持ち込み先は、関東電化工業株式会社の渋川工場、運搬車は、クレーン付きトラックまたはトラックです。
A2. 純度が85%以下と低い場合は、破壊処理をしています。