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Hitachi

EFaaSの導入で省エネ管理業務を省力化。
電力コストを大きく低減
EFaaS:Energy & Facility Management as a Service

株式会社 ウオロク 様

ウオロクは、新潟県新発田市を発祥の地とし、新潟県内に46店(2026年8月末現在)を展開するスーパーマーケットです。エネルギー価格が急激に高騰する中、店舗の電力設備の運用改善によるコスト抑制は重要な経営課題の一つとなっていました。そこで日立パワーソリューションズは、エネルギーはもちろん、設備の稼働状況も見える化する統合プラットフォームを構築し、設備の運用改善と予知保全による投資計画の最適化を提案。電力コスト削減を足掛かりに、効率的な設備運用の改善につなげていくことをめざしています。

課題

  • 電力コストの抑制を図りたいが、店舗ごとの全体の電力使用量しか把握できない。
  • 営繕や省エネに取り組んでいるが、設備管理の視点と機能が不十分な上、人的リソースも不足。
  • 冷蔵・冷凍設備の突発的な故障で、商品廃棄や販売機会の損失が年数回、発生する。

プロジェクトの経緯

エネルギー価格高騰で、電力コスト削減が経営課題に

「始まりは2022年、ウクライナ情勢による電力の市場価格急騰でした。そこで、節電キャンペーンを立ち上げ、各店舗の電力使用量を見える化した週報の送付を始めました。すると、各店舗が消灯や空調温度の調整などを実行し、電力コストの削減効果が出始めました。しかし、当時取得できるデータは電力使用の総量のみで、前年より値が跳ね上がっていても、その原因が気温上昇なのか、冷蔵・冷凍設備の温度設定なのか、判別が困難でした。次第に節電の打ち手も尽き、目立った効果が出せなくなりました」

開発部の蒲澤氏は、2020年に建設業界から未経験の流通小売業に転職した経歴の持ち主です。一級建築士として新規出店や改装の店舗設計を担う中、本格的な設備管理、エネルギー管理の必要性を認識していましたが、流通小売業界の人手不足は常態化しており、特に設備保守やDXスキルを持つ人財の補強は困難でした。

「スーパーマーケット業態の営業利益率は一般的に1~3%程です。電力コストは売上比率の1~2%を占めますので、電力料金の値上がりをそのまま受け入れていると、会社の利益の大半を失いかねません。固定費に関しては、店舗の現場にかかる負荷を極力なくし、私たち管理部門がしっかりとコントロールして、利益を確保できる仕組みをつくらねばと考えていました」

拡張性の高い統合プラットフォームを導入

日立パワーソリューションズは、ウオロクの課題や事業形態をヒアリングした上で、エネルギー&ファシリティマネジメントサービス(Energy & Facility Management as a Service: EFaaS)を提案しました。本サービスは、エネルギーおよび設備データを統合管理するプラットフォームを基盤に、エネルギー使用量を見える化・分析・改善するエネルギーマネジメントと設備のライフサイクルを支援するファシリティマネジメントを、サービスモデルとして提供するものです。

「エネルギーとファシリティの両方を統合的に管理できるプラットフォームは、他社の提案では聞いたことがありませんでした。当社の直近の課題はエネルギー管理でしたが、設備管理も不可欠です。最初の提案で言われた『ビジネスインテリジェンスをつくりましょう』という言葉が印象的でした。必要な管理指標をデータ化するだけでなく、AIが分析・解析し、直感的に理解しやすいグラフやチャートとして見える化してくれるというのです。さらに、クラウド上にプラットフォームを構築することで、容易かつ柔軟に改修や機能追加ができます。初期投資を抑え、走りながら新たな気付きを反映し、システムをブラッシュアップしていけることは当社にはとても合致していると、導入を決めました」

株式会社 ウオロクホールディングス
開発部 次長 一級建築士
蒲澤 直樹
(がわさわ なおき) 氏