「労働は商品ではない」*という基本的原則のもと、組織がすべての労働者に対する平等な労働機会を確保し、公正かつ労働者の安全と健康に配慮した労働条件・労働環境を整備するとともに、雇用者・労働者の代表者間の交渉・協議・情報交換などの社会対話の重要性を認識することが求められています。
当社は、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する 「健康経営優良法人2021(大規模法人部門)」に認定されました。
「心身ともに健康であり続けること」は私たちの生活の基盤であり、めざすべき普遍的な目標であります。日立パワーソリューションズでは、従業員の健康増進は、事業成長に不可欠な経営課題と捉えて、「安全と健康をすべてに優先させること」を基本方針に掲げて、従業員とそのご家族が健康で心豊かな生活を送ること、充実感を持って働いていただけることを目的にさまざまな活動を推進しております。当社はこの健康経営の取組みが礎となり、個人と組織の継続的な成長と発展につながっていくと考えています。
「安全と健康を守ることは、全てのものに優先する」を普遍の基本理念に掲げ、経営層を含む全社安全衛生委員会および各事業所の安全衛生委員会体制で活動を推進しております。
「健康経営優良法人認定制度」とは、日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、 特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
技術士は、科学技術を産業界に応用する高度な能力と高い技術者倫理を有すると認められた技術者に与えられる国家資格です。当社は早くから企業内技術士会を発足し、資格取得の奨励はもちろん、技術者同士の交流と相互研さんに努め、高度な技術に挑戦できる技術者の育成に注力しています。2019年度は従業員2人が試験に合格。資格取得者は延べ30人になりました。今後も従業員が技術士資格を取得し、持続可能な社会に向けて貢献できるよう支援していきます。
単位:(名)
技術部門 | 機械 | 電気電子 | 情報工学 | 応用理学 | 原子力・ 放射線 |
総合技術 監理 |
合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
技術士 | 19 | 5 | 1 | 1 | 2 | 2 | 30 |
※技術士第一次試験合格者およびJABEE取得者 533名
2019年11月、愛知県で開催された第57回技能五輪全国大会の電気溶接職種に、茨城県代表として当社から電力システムサービス部の小笠原拓夢、須藤允護の2名が出場しました。同1月から本格的な課題製作訓練に取り組んだ結果、小笠原が敢闘賞を受賞することができました。今回の経験を生かしてお客さまに高品質の製品を提供すべく、日々技術の研さんを積むとともに、次回の全国大会でも上位入賞をめざします。
当社では、持続的成長戦略の実行に向けたサービスソリューション事業を拡大するため、「サービスソリューション事業創出」に関連する研修や講演会を実施しています。
2019年度は「エネルギープラットフォーム構築と顧客起点のビジネスモデル創出と事業化」と「デジタルを活用したサービスソリューション提案型ビジネスの推進」を目的としたサービスデザイン手法のポイントを習得する「サービスデザイン研修」を実施しました。
また、お客さまとの信頼関係を向上し、課題やニーズを引き出すことができる保守サービス員を育成する「サービス・ビジネス推進研修」も実施しました。
今後も、サービスソリューション事業拡大に寄与する教育プログラムを推進していきます。
研修の様子
2019年12月、日立グループ溶接・製缶技能競技会〔(株)日立製作所 グローバル人財開発部主催〕が開催され、日立グループ8社から総勢12名が出場しました。
当社からは、プラント配管部の石川雄基と電力システムサービス部の齊藤達也の2名が大会に出場しました。
今後も競技会の参加を通じてモノづくりの技を磨き続け、お客さまにご満足いただける製品の品質向上に努めていきます。
競技会の様子
さらなる高齢化の進展や労働力人口の減少が見通される中で、多様な人財がいきいきと働ける職場づくりを実現していくための制度整備として、フレックスタイム制勤務のコアタイム撤廃や育児・介護などのための在宅勤務制度の導入など、柔軟な働き方の推進に努めています。
育児と仕事の両立支援として、2019年5月「育児と仕事の両立に関するパネルディスカッション」を開催し、育児関連制度・施策の説明や、育児休職復帰後の働き方について先輩社員から経験談を聞くこと機会を設けるなど、各種制度の理解浸透・活用促進を進めています。
また、採用活動では「女性社員を紹介するセミナー」を開催し、女性従業員と就活生の交流を通じて、当社の事業内容や働き方などについて、理解を深めていただく機会を設けています。
今後も社内外と連携し、多様な人財がいきいきと働ける職場づくりを進めてまいります。
パネルディスカッションの様子
グローバルビジネスが拡大するなか、将来にわたって海外事業をけん引する人財を育成するために、英会話レッスン、TOEIC検定試験など、さまざまなグローバル教育に取り組んでいます。また、グローバルスタンダードの業務知識習得を目的とした「海外業務研修制度」の実施や、若手の従業員を対象とする「若手海外派遣プログラム」の実施などで、積極的に海外経験の場を提供しています。今後も個々人のグローバルビジネススキルの向上をめざした施策を継続し、グローバル人財の育成を推進していきます。
英会話レッスン
若手海外派遣 インターン先の様子