日立パワーソリューションズが選ばれる理由
当社の日立グループの一員として培った技術と電気事業における豊富な経験とENERCON社が誇る高い品質の風力発電機が一体となり、多くのお客さまへ風力発電システムをご提供しています。
日本国内向け風力発電機として、2~4MW級の4機種をラインアップしており、個別の風力発電所の計画に適した機種をご提供いたします。
機種 | E-82(E2) | E-82(E4) | E-92* | E-115* |
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出力 (kW) | 2,300 | 3,000 | 2,350 | 2,990/4,200 |
ロータ直径 (m) | 82 | 82 | 92 | 115 |
ハブ高さ (m) | 78 | 78 | 85 | 89 |
ロータ形式 | アップウィンド・ピッチ制御 | |||
発電機 | 多極同期発電機+可変速インバータ | |||
カットイン風速 (m/s) |
2.5 | |||
カットアウト風速 (m/s) |
34(ストームコントロール有効時) | |||
ロータ回転速度 (r/min) |
5-17.5 | 5-17.5 | 5-16.5 | 4.4-13.2 |
ブレード材質 | GFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics:ガラス繊維強化エポキシレジン) (落雷保護システム付き:IEC規格基準) |
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ブレーキシステム | ピッチ制御によるフェザリング ロータブレーキ(保守・点検用ロック装置) |
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耐風速 (IEC Wind Class) |
ClassⅡA | ClassⅠA | ClassⅡA | ClassⅠA+ |
設計寿命(年) | 20 | 25 | 25 | 25 |
当社では、風力発電の先進国であるドイツ連邦共和国 ENERCON社製の風力発電機を採用しています。 ENERCON社は、風力発電機専用メーカーとして、全世界に約29,000基の納入実績、約30年間の運転実績を誇っており、高い品質が特長です。
当社では、日立グループの一員として培った技術力、電気事業における豊富な経験を活用し、風力発電と太陽光発電や蓄電池などを組み合わせたハイブリッドシステムを開発しました。電力系統連系要求や事業要求に応じて、必要なハイブリッドシステムをご提供することが可能です。
近年、日本国内では再生可能エネルギーが電力系統へ大量に連系されたため、多くの地域で電力系統の連系容量が不足し、新たな発電設備を連系できないという問題が生じています。 当社ではこの問題に対し、風力発電機を出力制御することで、既設の太陽光発電設備へ風力発電機を追設することを可能とした「太陽光発電協調型風力発電システム」を開発しました。 併せて、当社オリジナルの発電シミュレータを活用し、お客さまへ最適な風力発電機の追設量などをご提案いたします。
風力発電や太陽光発電は、その出力変動が電力系統の周波数維持に影響をおよぼすため、連系要件として出力変動緩和対策の実施を要求される場合があります。 当社で開発した「出力変動緩和型風力発電システム」は、特許技術を用いて風力発電機の出力制御と蓄電池の充放電制御を協調させることによって、少ない蓄電池容量・充放電頻度において、低コストで出力変動緩和対策を実現できるシステムです。 (納入実績:10か所)
* 日立エンジニアリング・アンド・サービスは、当社旧社名
2011年3月に発生した東日本大震災を契機に、停電時における電源確保への関心が高まっています。
当社で開発した「防災対応型風力発電システム」は、災害などによる停電時に、蓄電池と風力発電機によって自立系統を構築することで、重要施設に直接電力を供給することができるシステムです。
蓄電池単体では数時間程度の電力供給が限界ですが、風力発電機を組み合わせた場合、風況次第では長時間の電力供給が可能であり、実際に浄水場へ15時間連続で電力供給した実績があります。(納入実績:4か所)
離島の電源はディーゼル発電などに依存しているため、燃料の輸送費などによって発電コストが高くなる傾向があります。
当社で開発した「離島用ハイブリッドシステム」は、ディーゼル発電に風力発電・太陽光発電・蓄電池を組み合わせて、風力発電・太陽光発電を優先的に発電させることでディーゼル燃料の節約を図り、離島の発電コストの低減を実現するシステムです。(納入実績:3か所)
離島用風力発電ハイブリッドシステム